足に痛みや障害が起こり、自力での歩行が困難な方にとってなくてはならないのが「杖(つえ)」です。
屋内外、様々な環境下で利用する人の歩行の支えとなっている杖ですが、日々使っていると劣化は生じてきます。
しかし案外、杖や杖先ゴムを交換するタイミングっていつぐらいなのか、わからない方も多いのではないでしょうか?
今日は杖にまつわるお話のなかでも「最適な交換時期」に着目したお話をご紹介します。
目次
歩行困難者にとっての杖の役割とは
「杖」といえば、最もよく使われている一本杖だけでなく、以前のブログ(http://aida-link.com/aida-blog/healthcare-blog/1375)でもご紹介した足が4本に別れている「カーボン四点可動式スモールタイプ」、松葉杖など様々な種類があり、どれも自力での歩行が難しい方の体を支えるための福祉用具のひとつです。
では杖は具体的には、利用する人にとってどのような役割をもっているのでしょうか?
3本目の足となり歩行をサポートする
いわゆる「2足歩行」が困難な方への「3本目の足」となります。
杖で体を支え、バランスをとることで歩行を助けてくれます。
歩行時の安定感や転倒防止になる
人は足を揃えている時よりも開いて立っている時のほうが安定感が増します。
それは「支持面積」が広くなるからです。杖を持ち立つことで安定して立ち、歩くことが可能になります。
また杖を使って歩行することで転倒事故やケガを防ぐことができます。
体にかかる負担の軽減
足に痛みがある人の場合は、膝や関節などに負荷がかかることを軽減できます。
視覚障害の方の探索を助ける
視覚に障害がある方にとって杖の先で段差や障害物を確認することができます。
行動範囲が広がる
足の機能が低下しているがまだ杖を頼れば、歩行ができる方にとっては「自分で歩く」という行為自体が、心理的にも前向きになり、行動範囲を広めてくれます。
劣化・破損のある杖を使い続けるのは転倒やケガの危険性大!
当店のスタッフがお客様のご自宅に訪問した際も、ほとんどのご自宅の玄関にあるのが「杖」です。
しかしよく見てみると、中には破損している杖や杖先ゴムが劣化・摩耗している杖を見かけることがあります。
そんな時は杖のゴムの交換の提案ご提案をさせていただくのですが・・・
「杖の本体にガタつきがあるけどまだ使えるから大丈夫」
「杖先ゴムが消耗しているけど、まだ使うときに支障はないから・・・」
とご自身だけの判断をされて、交換しないという方もいらっしゃいます。
自己判断だけで、劣化や破損した状態のままの杖を使い続けると、バランスを崩して転倒してしまい、事故やケガにつながり、大変危険なのです。
杖や杖先ゴムの交換時期の目安はいつ?
1 杖にガタつきが見られる場合
杖を落としてしまったりなどして部品の破損があると、杖にガタつきが生じる場合があります。
放置して使用し続けると、思わぬところで転倒する危険性が高まります。
2 杖先ゴムに摩耗やひび割れがある場合
杖先ゴムが摩耗したりひび割れてくると使用中に滑りやすくなり、転倒の危険性が高まります。
杖先ゴムの交換のみであれば、安価で交換が可能ですので早めの交換をオススメします。
ダスキンヘルスレント大分南でも杖・杖先ゴムを販売しています
思わぬ転倒事故やケガを起こさないためにも、まずはご自身やご家族が、現在お使いの杖の状態をマメにチェックし、メンテナンスを行うことが重要です!
当店では杖や杖先ゴムの交換を行っています。杖は色やデザインも豊富な種類があり、杖先ゴムにも杖によってサイズのものをご用意しています。
ダスキンヘルスレント大分南にお問合せをいただければ、対応いたします!
わからない点などあれば気軽におたずねくださいね。
大分県大分市古国府9-1
TEL.097-544-2211/FAX.097-544-6363