車いすは、歩く力が衰えた方や身体機能の障害により歩行困難な方にとって、重要な役割を果たすものです。
以前のブログ(http://aida-link.com/aida-blog/healthcare-blog/695)でもご紹介しましたが、車いすは大きく分けると、自走式と介助式に分かれます。
●自走式・・・利用者自身が手で漕いで利用するタイプ
●介助式・・・介助者が後ろから押して利用するタイプ
さらに自走式、介助式どちらのタイプにも、リクライニング型やチルト型、電動車いす、電動アシスト車いすなど様々な種類の車いすがあります。
今回はそれぞれの車いすの特徴や選び方についてご紹介します。
目次
車いすの種類と特徴
1 自走式車いす
皆さんがよく目にする、スタンダードな車いすです。
自走はもちろん、介助者が後ろからも押せるタイプです。
日常生活で、主に自走でしか車いすを利用しない方や、病院や施設内のみで使用する車いすとして人気です。
2 介助式車いす
介助式は、自力ではこぐことができないタイプです。
自走式に比べ後輪タイヤが小さいので小回りが効く点や、コンパクトに折りたたんでの収納の際などにも便利です。
3 軽量車いす
自走式、介助式の軽量タイプになります。
自走式、介助式のスタンダードタイプは約12~14Kg重さがありますが、軽量タイプは約7~10Kgなので持ち運びしやすく、高齢者や女性でも車への乗せ降ろしなどが楽に行なえます。
4 モジュール型車いす
モジュール型は、ひじ掛けを上げる(跳ねあげる)こともフットレストを外す(スイングアウト)こともでき、背もたれや座面の調整も身体に合わせれるタイプです。
またベッドや椅子から横移動での乗り移りが可能なので、足腰が弱っていて立ち上がりが困難な方などにおすすめです。
5 リクライニング型、チルト型車いす
リクライニング型は背もたれが倒れるタイプ、チルト型は、背もたれと座面の共角度が変わるタイプのことをいいます。
どちらも座りご心地抜群で、フラットにできるタイプもあります。
リクライニング型は、背もたれの角度を自由に調整できるので、ゆっくりくつろげます。
またチルト型は太ももにかかる体重の負担を、背中や腰へ分散させることができます。
どちらも、障害などにより姿勢の変換が必要な方やバランス機能が低下している方をサポートします。
6 電動車いす
電動で移動ができるタイプです。
自走式では外出時の坂道などで走行をサポートするだけでなく、介助者の負担軽減にもなります。
操作は、主に手元にあるジョイスティックを動かして操作します。前進だけでなく、ターンすることも可能です。
7 電動アシスト車いす
意外に知られていないのがこのタイプ!
電動アシスト機能のついたタイプです。
自転車の電動アシストと同じ仕組みで、介助者が押すと電動でアシストしてくれます。
逆に坂などで介助者が引くと抑制してくれるという、とても優秀な車いすです。
坂道の多い場所にお住まいの場合や、旅行などで坂道の多いところに行くときには最適です。
最適な車いすの選び方
ひと口に車いすと言っても、実に様々な種類の車いすがあります。
その中で利用者にふさわしい車いすを選ぶポイントとしては・・・
利用者の身体や体格、体力に合ったものを選ぶ
どの車いすにも言えることですが、まずは利用者の体格や身体の状態に合ったものを選ぶことが大切。
背もたれの高さや座幅、肘掛けの高さなど、きちんと見合ったものを選びましょう。
またご自身での操作ができるか?体力はあるかないか?なども踏まえて選んでください。
利用する環境や時間に応じて最適なものを選ぶ
例えば日中は、ほとんどベッドに寝たきりで車いすを利用するのはごく短時間なのか、自走する体力があり日々外出する機会が多いのかなど、利用者の生活スタイルや環境も考慮したうえで選ぶとよいでしょう。
福祉用具のプロがその人にぴったりな車いすを提案します!
ダスキンレントヘルス大分南ステーションには「福祉用具専門相談員」の有資格スタッフがいますので、プロの視点と経験で、丁寧にアドバイスいたします。
もちろん、車いすは実際に座って座り心地や機能面をお試しいただけます。またレンタルはもちろん販売も受け付けています。
ぜひご相談ください。
ダスキンレントヘルス大分南ステーションへのお問い合わせ
大分県大分市古国府9-1
TEL.097-544-2211/FAX.097-544-6363