皆さんこんにちは!
ダスキンヘルスレント大分南ステーションの安永です。
寒いですね~
こんなに寒いとトイレが近いです。
ましてや高齢者になるとなおさらです。
ところで皆さんの家のトイレ。
どのようにして開きますか?
最近は引き戸(横にスライドするドア)も増えてきましたが昔の家のほとんどは開き戸(押したり引いたりして開けるドア)が多いです。
そんないろいろなタイプがあるドアですが高齢者にとって気を付けないといけない事項を紹介します。
気をつけないといけないドアのタイプ
1. トイレの開き戸で押して開けるドアは危険!!
トイレは高齢者にとって多くの危険が潜んでいます。
排泄時に急激な温度変化や力みによって血圧の変動がしやすいです。
もしもそのようなことが起こりトイレで倒れてしまった場合!
開き戸で押して開けるドアであれば倒れている本人が邪魔になりドアが開けることができなくなるかもしれません。
2. トイレの開き戸で引いて開けるドアも身体状況によっては危険!!
もしも歩行が不安定な方の場合ドアを引くのは危険です。
ドアを引くということは後ろに下がる必要があります。
歩行が不安定な方が後ろに下がるのは転倒のリスクがとても高いのです。
Tさんの改修事例
今回引き戸がご自宅にあるTさんのご自宅の改修を事例としてご紹介させていただきます。
Tさんは腰が90度近くまで曲がってしまっている94歳の方です。
時間は掛かるものの手すりさえあれば何とかトイレまで歩いて行ける歩行状態でした。
しかし、自宅のトイレのドアは引くタイプで、引く際にスペースが全くありません。
《施工前》
そこでドアを取ってしまい、アコーディオンカーテンに変更する提案をさせていただきました。
《施工後》
もちろんアコーディオンカーテンを開ける際に転倒してしまっては、本末転倒なので手すりも設置させていただきました。
娘さんからも、「夜間のトイレの度にドアを開くために起きていたが一人で行けるようになった。ドアを逆向きに付けることしか頭になかったから相談してよかった」と喜んでいただきました。
皆さんの家のトイレはどうですか?
歳を重ねると今まで大丈夫だったドアや段差が危険個所に変わります。
住環境の整備が必要な方はぜひ一度、専門家にご相談ください。
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